長﨑美柚の学歴|大原学園高等学校・稲付中学校出身で大学には進学せず

長﨑美柚の学歴|大原学園高等学校・稲付中学校出身で大学には進学せず

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長﨑美柚さんの学歴について気になっている方は多いのではないでしょうか。

神奈川県海老名市出身の長﨑さんは、5歳から卓球を始め、JOCエリートアカデミー入校を経て稲付中・大原学園高と強豪校で腕を磨いた日本のトップ卓球選手です。

祖父が神奈川大学卓球部の監督だったという英才的な環境で育ち、中学生で全日本ジュニアシングルス優勝、高校生でグランドファイナル制覇という偉業を達成しています。

この記事では、長﨑美柚さんの出身校の詳細や学生時代のエピソードを徹底的にまとめています。

記事のポイント

①:祖父が神奈川大学卓球部監督という英才環境で5歳から岸田クラブで練習開始

②:中学は東京・稲付中学校に進学しJOCエリートアカデミーに入校し急成長

③:高校は大原学園高等学校に進学し木原美悠との「Wみゆう」でグランドファイナル制覇

④:大学進学なしで日本生命→木下グループに所属し世界選手権銅メダルを獲得

長﨑美柚の学歴と成長の軌跡|祖父が神大監督の英才

  • 長﨑美柚の学歴一覧と出身校まとめ
  • 幼少期と小学校時代|5歳で岸田クラブから始まった卓球
  • 稲付中学校時代|JOCエリートアカデミーで急成長
  • 大原学園高等学校時代|Wみゆうペア誕生と世界制覇
  • 大学進学なしの決断と日本生命・木下グループへの道

長﨑美柚の学歴一覧と出身校まとめ

 
 
 
 
 
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まず長﨑美柚さんの学歴を一覧表で整理してみましょう。

学校区分 学校名 偏差値 所在地
小学校 不明(岸田クラブで練習) 神奈川県海老名市
中学校 稲付中学校 公立(偏差値なし) 東京都北区
高校 大原学園高等学校 卓球強豪校 東京都千代田区
大学 進学なし

プロフィールも合わせて確認しておきましょう。

項目 内容
本名 長﨑美柚
生年月日 2002年6月15日
2026年05月02日現在の年齢 23歳
出身地 神奈川県海老名市
身長 160cm
戦型 左シェーク裏裏ドライブ型
世界ランキング 23位(2025年4月時点)
所属 木下グループ(2022年〜)

大原学園高等学校という選択

長﨑さんが進学した大原学園高等学校は、東京都千代田区にある通信制の高校で、卓球をはじめとするスポーツ選手が多く在籍する学校として知られています。

通信制という形態は、全国大会や国際大会への頻繁な遠征が求められる卓球トップ選手にとって非常に適した環境です。授業とトレーニングを柔軟に組み合わせることができ、卓球に全力を注ぐことが許される学校環境として、長﨑さんのような将来有望な選手が選ぶケースが多いです。

同じく卓球選手の平野美宇さんも大原学園高等学校の出身であり、卓球の名門校としての実績は本物です。長﨑さんはこの学校で卓球の実力をさらに磨き上げ、高校在学中に世界のトップ選手と戦えるレベルまで成長していきました。

JOCエリートアカデミーとの関係

長﨑さんのキャリアにおける重要な要素の一つが、JOCエリートアカデミーへの入校です。中学入学と同時にエリートアカデミーに在籍し、高校時代も引き続き在籍したこの施設は、将来のオリンピック選手を育成するために日本オリンピック委員会が設置した施設です。

エリートアカデミーでは、味の素ナショナルトレーニングセンターを利用した最高峰の練習環境が用意されており、コーチングも国際基準で行われます。長﨑さんはこの施設での鍛錬を通じて、中学・高校時代に急速に実力をつけていきました。

幼少期と小学校時代|5歳で岸田クラブから始まった卓球

長﨑美柚さんが卓球を始めたのは5歳のときです。

神奈川県海老名市出身の長﨑さんは、祖父が神奈川大学卓球部の監督を務めていたという卓球環境に恵まれた家庭で育ちました。祖父の影響のもと、地元の岸田クラブで卓球を始めています。

祖父の神大卓球部監督という影響

卓球の名門・神奈川大学の卓球部監督を祖父が務めていたという環境は、長﨑さんにとって非常に大きな財産でした。大学卓球部のトップレベルの練習を間近で見る機会があり、技術的な指導も早い段階から高いレベルで受けることができたと考えられます。

「卓球一家」という背景が、長﨑さんのスポーツDNAと卓球への親しみを育てた源泉です。祖父の監督業を通じて培われた卓球の知識と人脈が、長﨑さんの才能を早期に見出し、適切な指導環境につなげることに貢献したとみられます。

小学生時代の全日本選手権3度優勝

小学生時代の長﨑さんは、全日本卓球選手権の各部門で卓越した実績を残しています。2010年バンビの部(小学2年以下)シングルス優勝、2012年カブの部優勝、2014年ホープスの部優勝という3度の全国優勝は、長﨑さんが小学生の頃からすでに全国トップレベルの実力を持っていたことを示しています。

さらに2014年の全日本カデット13歳以下では準優勝、2016年のカデット14歳以下では優勝という成績も残しており、小学生から中学生にかけて各世代の全国大会を制覇し続ける圧倒的な強さで注目を集めました。卓球一家のサポートと岸田クラブでの鍛錬が生んだ、正真正銘の天才少女でした。

左利きという武器

長﨑さんのプレースタイルは「左シェーク裏裏ドライブ型」で、左利きの選手という点が大きな強みです。卓球において左利きの選手はその希少性から、右利き選手が対戦経験を積みにくいという戦術的優位性があります。

さらに160cmという体格を活かした長いリーチからの両ハンドドライブと、チキータの技術の高さが長﨑さんの武器です。左利きとしての角度の違いも加わり、小学生時代から独自のスタイルを確立しながら全国大会を制し続けました。

稲付中学校時代|JOCエリートアカデミーで急成長

小学校を卒業した長﨑美柚さんは、神奈川県から東京都北区にある稲付中学校に進学しました。

地元の神奈川から東京の稲付中に進学した理由は、JOCエリートアカデミーへの入校です。エリートアカデミーが味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)に隣接しており、稲付中はその近くにある中学校でエリートアカデミーの選手が通う学校です。公立の中学校であり偏差値はありませんが、卓球エリートとしての実力を磨くための最高の環境でした。

中学2年で全中女子シングルス優勝

稲付中学2年の2016年、長﨑さんは全国中学校体育大会(全中)の女子シングルスで優勝を果たしています。中学2年生での全中シングルス優勝は、長﨑さんの実力が同世代では群を抜いていたことを証明するものでした。

同年の全日本カデット14歳以下でも優勝しており、2016年は長﨑さんにとって中学時代の最初の大きな飛躍の年となりました。JOCエリートアカデミーでの最高水準の指導と練習環境が、長﨑さんの才能を開花させた年でもありました。

中学3年での全日本ジュニア優勝という衝撃

2018年(長﨑さんが中学3年生)の全日本卓球選手権ジュニア女子シングルスで、長﨑さんは高校生もいる中で優勝するという衝撃的な結果を残しています。

全日本ジュニア部門は高校生が中心となって争う部門です。その中で中学3年生として出場した長﨑さんが頂点に立ったことは、当時の卓球界に大きな驚きをもたらしました。「中学生が高校生を差し置いてジュニアタイトルを奪取した」というこの実績は、長﨑美柚という選手のポテンシャルを世に知らしめる出来事でした。

世界ジュニア選手権でのメダル獲得

2017年の世界ジュニア選手権では、加藤美優さんとの女子ダブルスで銅メダル、女子団体で銀メダルを獲得しています。さらに2019年の世界ジュニア選手権では、女子シングルスと女子ダブルス(木原美悠と)の2種目で金メダルを達成。アジアジュニア選手権でも同年に女子シングルス・ダブルス2冠という輝かしい成績を残しています。

中学時代から世界のジュニア世代での頂点に立ったこの経験は、長﨑さんが世界基準の戦術や精神面を早い段階で身につけるきっかけとなりました。

大原学園高等学校時代|Wみゆうペア誕生と世界制覇

中学校を卒業した長﨑美柚さんは、2018年に東京都千代田区にある大原学園高等学校に進学しました。

通信制高校という形態を活かして、国際大会への遠征を続けながら学業をこなすスタイルで高校生活を送った長﨑さん。高校時代は「Wみゆう」ペアの誕生と世界グランドファイナル制覇という輝かしい成果をもたらしました。

木原美悠との「Wみゆう」ペア誕生

大原学園高等学校在学中の最大のトピックが、木原美悠さんとのダブルスペア「Wみゆう」の結成と世界的な活躍です。

2019年のグランドファイナルでは準決勝で中国のエースペア・孫穎莎/王曼昱を撃破し、決勝では韓国のエースペア・田志希/梁夏銀も下して優勝という史上に残る金星を挙げています。高校生のペアが世界の超強豪を連続で破って頂点に立ったこの結果は、「Wみゆう」が世界屈指のダブルスペアとして認められた瞬間でした。

2019年の驚異的な活躍

2019年は長﨑さんにとって高校生活の最大のハイライトとなった年でした。

6月のジャパンオープン萩村杯では、元世界ランキング1位の朱雨玲(当時世界4位)に高校生ながら勝利するという大金星を挙げています。アジアジュニア・世界ジュニア選手権での金メダル4冠、木原美悠とのダブルスで3度のワールドツアー優勝、そしてグランドファイナル優勝と、この年の長﨑さんの活躍は目を見張るものがありました。

大原学園の同校先輩・平野美宇との縁

大原学園高等学校には長﨑さんの先輩として平野美宇さんも在籍しており、同じ学校の卒業生として卓球界での縁があります。

平野さんも大原学園高等学校の通信制という環境を活かして学業と卓球を両立し、オリンピック代表まで上り詰めた実績を持っています。長﨑さんにとって、先輩の軌跡は目指すべきモデルの一つでもあったかもしれません。大原学園が輩出した2人の世界レベルの卓球選手は、この学校が卓球選手のキャリア形成に適した環境であることを証明しています。

大学進学なしの決断と日本生命・木下グループへの道

大原学園高等学校を2021年3月に卒業した長﨑美柚さんは、大学進学をせずに2021年4月から日本生命に入社するという選択をしました。

高校生ながら世界グランドファイナルを制覇するほどの実力を持つ長﨑さんにとって、大学に進学するよりも最高の実業団環境で競技に専念する道を選んだことは自然な判断でした。

日本生命入社と4連覇への貢献

日本生命レッドエルフは日本女子卓球の最強チームの一つです。入社後の長﨑さんはTリーグでシングルス10勝、ダブルス9勝を挙げ、チームの4連覇に大きく貢献しています。

また同年のアジア選手権では、安藤みなみさんとの女子ダブルスで銅メダル、女子団体では日本として47年ぶりの金メダルを獲得。入社1年目から国際大会でも結果を残し続け、長﨑さんが世界基準の実力を持つ選手であることを改めて証明しました。

木下グループへの移籍という転機

2022年4月、長﨑さんは日本生命を退社し木下グループへ移籍しています。Tリーグでは木下アビエル神奈川に復帰し、中学時代に所属していたチームへの「里帰り」ともなりました。

日本生命から木下グループへの移籍は、長﨑さんのキャリアの新たな段階を示すものでした。木下グループという新しい環境での挑戦が、2022年以降の長﨑さんのさらなる飛躍につながっています。

大学進学なしが正解だった証拠

大学進学をしなかった長﨑さんですが、その選択が正しかったことは現在の実績が証明しています。2022年の世界選手権成都大会では日本代表として女子団体銀メダル、2023年のダーバン大会では木原美悠さんとの女子ダブルスで銅メダルを獲得。大学進学なしで実業団に入ってから5年足らずで、世界選手権の表彰台に2度上る実績を積み上げました。

2024年の全日本選手権では木原美悠さんとの女子ダブルスで優勝しており、国内最高峰の大会でも頂点を極めています。稲付中・大原学園という学歴が示す「卓球に全力を注ぐ」という姿勢が、現在の長﨑さんの実績を生んだことは間違いないでしょう。

長﨑美柚の学歴が示す実力|Wみゆうで世界制覇した軌跡

  • 中学時代に全日本ジュニアを制覇した最年少の記録
  • Wみゆうペアと木原美悠とのグランドファイナル制覇
  • 祖父が神奈川大学卓球部監督という英才教育の環境
  • 世界選手権銅メダルと国際舞台での存在感
  • 長﨑美柚の現在と2028年ロサンゼルス五輪への展望

中学時代に全日本ジュニアを制覇した最年少の記録

 
 
 
 
 
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長﨑美柚さんのキャリアの中でも特に輝く実績の一つが、中学3年生(2018年)での全日本選手権ジュニア女子シングルス優勝です。

このタイトルは通常、高校生が中心となって争うものです。そこに中学3年生として挑み、高校生を撃破して頂点に立った長﨑さんの実力は「年齢の壁を超えた本物の強さ」として多くの関係者に衝撃を与えました。

中学生ジュニア優勝の背景

長﨑さんが中学生でジュニア部門を制覇できた背景には、JOCエリートアカデミーでの高水準な練習環境があります。エリートアカデミーでは同世代だけでなく上の世代の選手とも日常的に練習する機会があり、高校生や大学生と渡り合う力を早い段階から養えました。

また、左利きという戦術的優位性と、長リーチを活かした強力なドライブスタイルは高校生相手でも十分に通用するものでした。ジュニア部門での優勝という実績は、長﨑さんが単なる「有望な中学生」ではなく、世代を超えたトップ選手であることを示す指標となりました。

世界ジュニアでの活躍との相乗効果

2018年の全日本ジュニア優勝の前後には、世界ジュニア選手権でも際立った成績を残しています。2017年の世界ジュニア女子ダブルス銅メダル・団体銀メダルに続き、2019年は女子シングルス・ダブルス金メダル2冠という圧倒的な成果を挙げました。

国内の全日本ジュニアと国際の世界ジュニアの両方でトップレベルの成績を残し続けたことで、長﨑さんは日本の次世代エースとして確固たる評価を獲得していきました。国内外の二刀流という活躍が長﨑さんを急速に「本物のエース候補」として際立たせたと言えます。

元世界ランキング1位・朱雨玲撃破という金星

高校2年生だった2019年6月のジャパンオープン萩村杯では、元世界ランキング1位(当時4位)の朱雨玲選手を破るという歴史的な金星を挙げています。

朱雨玲選手はパリ五輪にも出場した中国の超トップ選手であり、この勝利は単なる番狂わせではなく長﨑さんの実力が世界最高峰に肉薄していることを証明するものでした。高校生がこのレベルの相手に勝利できるという事実は、長﨑さんの才能と努力の賜物です。

Wみゆうペアと木原美悠とのグランドファイナル制覇

長﨑美柚さんの高校時代を象徴するのが、木原美悠さんとのダブルスペア「Wみゆう」の活躍です。

2人のファーストネームがともに「みゆ」という偶然から生まれたこの愛称は、2019年グランドファイナル女子ダブルス優勝という世界最高峰の結果により、卓球ファンの間で広く知られるようになりました。

グランドファイナル制覇の詳細

2019年のグランドファイナルは、Wみゆうペアにとってキャリア最大の舞台でした。準決勝では当時世界最強ペアの一つだった中国の孫穎莎/王曼昱ペアを撃破。決勝では韓国の田志希/梁夏銀ペアを下して、見事優勝を飾りました。

グランドファイナルはその年のワールドツアーポイントランキング上位の選手・ペアだけが出場できる最終決戦です。そこで中国・韓国の最強ペアを連破して優勝した長﨑・木原ペアの強さは本物で、世界卓球の歴史に名を刻む快挙として語り継がれています。

Wみゆうの強さの秘密

長﨑さんが左利き、木原さんが右利きというコンビは、ダブルスにおいて相手の対角線に対する対応が複雑になるという戦術的優位性があります。また両者のダイナミックなドライブスタイルは、相手に守勢に立たせる攻撃力を備えています。

2019年だけで3度のワールドツアー優勝を達成し、グランドファイナルも制したこのペアは、当時の女子ダブルス部門で世界最強クラスの実力を持っていました。長﨑さんの左利きとしての角度と木原さんの攻撃力の組み合わせが、世界のトップを凌駕する相乗効果を生んだと言えます。

2024年全日本選手権女子ダブルス優勝での復活

東京五輪後は個人成績での苦戦が続いた時期もありましたが、2024年の全日本選手権では木原美悠さんとのダブルスで優勝するという「Wみゆう復活劇」が実現しています。

長年ペアを組んできた2人のコンビネーションは時を経てもなお最高水準を保っており、2024年の全日本制覇はこのペアがまだまだ国内最強クラスであることを証明する結果となりました。高校時代に芽生えたWみゆうというコンビは、実業団入り後も日本のダブルス部門を牽引し続けています。

祖父が神奈川大学卓球部監督という英才教育の環境

長﨑美柚さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、家族の卓球環境です。

祖父が神奈川大学卓球部の監督を務めていたという家庭環境は、幼少期から高水準の卓球指導と環境に触れる機会をもたらしました。神奈川大学は卓球部が実業団・大学リーグでも高いレベルを保つ大学であり、そのOB・関係者ネットワークは長﨑さんの早期発見と育成に貢献したとみられます。

岸田クラブという最初の環境

5歳から在籍した岸田クラブは、神奈川県内の卓球クラブです。祖父の推薦もあったとみられるこのクラブで、長﨑さんは基礎技術を身につけています。

小学2年生(2010年)で全日本バンビの部シングルスを優勝しているという事実は、岸田クラブでの練習がいかに充実していたかを物語っています。5歳から始めてわずか2〜3年で全国制覇できる技術を身につけた背景には、祖父の卓球部監督としての専門知識が適切な指導者・環境選びに生かされていたのでしょう。

JOCエリートアカデミー入校という決断

中学進学に合わせてJOCエリートアカデミーへの入校を決めたのも、祖父の卓球界での人脈と長﨑さんの才能への確信があってこそでしょう。エリートアカデミーの入校基準は非常に高く、将来のオリンピック候補として認められた選手のみが入校できます。

祖父が培った卓球界とのネットワークが、長﨑さんの才能を適切なタイミングで適切な場所に引き上げる役割を果たしたと言えます。神奈川大学卓球部監督という祖父の存在なくして、今日の長﨑美柚はなかったかもしれません。

家族の支援と長い海外遠征生活

JOCエリートアカデミーに入校し、稲付中から大原学園高等学校へと進学する過程では、神奈川から東京への生活拠点の移動も経験しています。さらに国際大会への頻繁な遠征という生活スタイルは、強力な家族の支援がなければ成立しません。祖父の卓球界での経験から、こうした生活スタイルへの理解と支援が早い段階から整っていたことが長﨑さんのキャリアを後押ししました。

世界選手権銅メダルと国際舞台での存在感

実業団入り後の長﨑美柚さんの最大の国際的成果は、2023年世界卓球選手権ダーバン大会での女子ダブルス銅メダルです。

木原美悠さんとのWみゆうペアで臨んだこの大会で、世界選手権の個人戦でのメダル獲得を達成しました。これは長﨑さんが国際舞台のトップレベルでも安定した結果を出せる選手であることを示す、重要な実績です。

世界選手権での成績推移

大会 種目 成績
2018年 世界選手権ハルムスタッド 女子団体 銀メダル
2022年 世界選手権成都 女子団体 銀メダル
2023年 世界選手権ダーバン 女子ダブルス 銅メダル
2025年 世界選手権ダーバン2 女子ダブルス 銅メダル

アジア大会・アジア選手権での実績

2023年の杭州アジア競技大会では女子団体銀メダルを獲得。アジア選手権では女子ダブルス銅・女子団体銅と複数のメダルを積み上げています。世界選手権・アジア選手権・アジア競技大会という主要な国際大会すべてでメダルを獲得しており、日本代表の主軸選手としての地位を確立しています。

世界ランキングも最高21位(2025年4月時点)まで上昇しており、大原学園高等学校での輝かしい学生時代を経て、着実に世界のトップへと成長し続けている長﨑さんの軌跡は多くの卓球ファンを魅了しています。

元世界ランキング1位撃破という貯金

高校2年生での朱雨玲撃破という実績は、その後の長﨑さんのキャリアにおける精神的な支えにもなっています。「世界1位に勝ったことがある」という事実は、国際大会での大舞台においてプレッシャーを乗り越えるための自信の源泉となっています。

現在の長﨑さんが国際大会でトップ選手と互角以上に戦える精神的な強さは、高校時代に経験したこのような金星から培われた部分も大きいでしょう。学歴という観点では大原学園高等学校という通信制の学校が最終学歴となっていますが、その高校時代に積み上げた実績は日本の卓球史に燦然と輝くものがあります。2025年の世界選手権でも女子ダブルス銅メダルを獲得しており、長﨑さんの国際的な存在感は今もなお高まり続けています。

長﨑美柚の現在と2028年ロサンゼルス五輪への展望

現在の長﨑美柚さんは、木下グループに所属しながら国内外の大会を精力的に転戦しています。

世界ランキング23位(2025年4月時点)という位置から、さらに上位を目指して日々鍛錬を続けています。2028年ロサンゼルス五輪では26歳という油が乗り切った年齢を迎え、キャリア最大の舞台への出場を目指しています。

パリ五輪を逃した悔しさからの再起

2024年のパリオリンピックでは日本代表の座を逃したものの、その経験を糧に2022年のTOP32大会では早田ひなさんに次ぐ準優勝という成績を残すなど、選考会でも存在感を示しています。

パリ五輪を逃した悔しさを原動力に、長﨑さんは練習に一層力を入れていると伝えられています。世界選手権での銅メダル獲得と全日本での優勝経験が積み重なり、ロサンゼルス五輪に向けた選考で再び主役を争う実力の持ち主です。

Wみゆうとしての今後の可能性

木原美悠さんとのWみゆうペアは、2024年の全日本優勝で復活を印象付けました。ロサンゼルス五輪に向けては、このペアでの代表獲得も長﨑さんにとって重要な選択肢の一つです。

5歳から卓球を始め、祖父の導きのもとで才能を開花させ、エリートアカデミーでの鍛錬を経て世界の舞台に立った長﨑美柚さん。大原学園高等学校という学歴が示す「卓球一途の道」の先に、ロサンゼルス五輪という夢の舞台が待っています。

木下グループでの新たな挑戦

2022年から所属する木下グループという環境で、長﨑さんは新たな刺激を受けながら成長を続けています。木下アビエル神奈川でのTリーグでの戦い、そして国際大会での経験がさらなる成熟をもたらしています。

23位という世界ランキングをさらに引き上げ、ロサンゼルス五輪では日本代表として活躍する長﨑さんの姿を多くのファンが心待ちにしています。岸田クラブで5歳から積み上げてきた技術と、祖父・コーチ陣への感謝の思いを胸に、一球入魂のプレーで世界の舞台に挑み続ける長﨑さんの今後から目が離せません。今後の成長と五輪での活躍を期待したいところです。

長﨑美柚の学歴が語る海老名から世界を目指した軌跡

  • 出身は神奈川県海老名市で、祖父が神奈川大学卓球部監督という英才環境
  • 5歳から岸田クラブで卓球を始め、小学生時代から全日本各部門を席巻
  • 全日本バンビ優勝(2010年)・カブ優勝(2012年)・ホープス優勝(2014年)と3部門制覇
  • 中学は東京の稲付中学校に進学しJOCエリートアカデミーに入校
  • 中学2年の2016年に全中女子シングルス優勝という偉業を達成
  • 中学3年(2018年)で高校生がいる中全日本ジュニアシングルス優勝という衝撃の実績
  • 高校は東京の大原学園高等学校(通信制)に進学
  • 木原美悠との「Wみゆう」ペアで2019年グランドファイナル女子ダブルス優勝
  • 高校生時代に元世界ランキング1位・朱雨玲選手撃破という歴史的金星
  • 大学進学なしで2021年日本生命入社、翌2022年に木下グループへ移籍
  • 2023年世界選手権ダーバン大会で女子ダブルス銅メダルを獲得
  • 2022年世界選手権成都・2018年ハルムスタッドで女子団体銀メダルに2度貢献
  • 2024年全日本選手権で木原美悠とのダブルスで優勝し国内最高峰を制覇
  • 現在は世界ランキング23位(2025年4月)で2028年LA五輪出場を目指して奮闘中
  • 左利きの豪快なドライブとチキータが武器の日本女子卓球の次世代エース