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卓球選手・張本智和さんの学歴について、「頭いい」「早稲田推薦」「偏差値」というキーワードで検索している方は多いのではないでしょうか。
張本さんは宮城県仙台市出身の卓球選手で、小学生時代に宮城県の学力テストでトップ10に入るほどの秀才として知られており、日本大学高校に進学してあえて卓球部のない環境で勉強と競技を両立させたという異色の学歴を持っています。
この記事では、張本智和さんの学歴を出身校のエピソードとともに徹底解説します。
①:小学生時代に宮城県の学力テストでトップ10に入るほど頭が良かった
②:高校は日本大学高校(偏差値64〜67)でわざと卓球部なしの環境を選んだ
③:大学は早稲田大学人間科学部eスクールに進学した
④:2024年全日本選手権優勝・パリ五輪で3種目出場の実力者
目次
張本智和の学歴|稲付中・日大高から早稲田大へ進んだ経緯
- 【学歴一覧表】張本智和の出身校と偏差値まとめ
- 【小学校】仙台市立東宮城野小学校と学力の高さ
- 【中学校】稲付中学校とJOCエリートアカデミーの日々
- 【高校】日本大学高校を選んだ理由と卓球との両立
- 【大学】早稲田大学人間科学部eスクールへの進学
【学歴一覧表】張本智和の出身校と偏差値まとめ
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まず、張本智和さんの学歴を表にまとめてみましょう。
| 学校 | 校名 | 偏差値・備考 |
|---|---|---|
| 小学校 | 宮城県仙台市立東宮城野小学校 | 公立校・進学塾にも通いトップクラスの成績 |
| 中学校 | 東京都北区立稲付中学校 | 公立校・JOCエリートアカデミー選出で上京 |
| 高校 | 日本大学高校(神奈川県横浜市) | 偏差値64〜67・卓球部なし |
| 大学 | 早稲田大学 人間科学部(eスクール・通信制) | 入学試験なし・偏差値不設定 |
張本智和のプロフィールまとめ
| 項目 | 詳細 | 2026年05月02日現在の年齢 |
|---|---|---|
| 本名 | 張本智和(はりもと ともかず) | — |
| 生年月日 | 2003年6月27日 | 22歳 |
| 出身地 | 宮城県仙台市(→東京都北区へ) | — |
| 身長 | 178cm | — |
| 血液型 | O型 | — |
| 所属 | 智和企画 | — |
学歴の最大の特徴:頭脳と卓球を両立した異色のエリート
張本さんの学歴の最大の特徴は「卓球だけでなく勉強にも本気で向き合ってきた」点にあります。
一般的に、卓球エリートは卓球に特化した強豪校を選ぶケースが多いですが、張本さんはあえて偏差値の高い一般校を選ぶという、卓球選手としては異例の進路を歩んでいます。
幼少期から母親が「宿題を終わらせないと卓球の練習もできない」というルールを課したことが、この姿勢の原点にあります。
卓球の実力はもちろん飛び抜けていますが、学業面でも人並み以上の水準を保ち続けた張本さんの学歴は、多くのファンから「頭いい」「文武両道の体現者」として注目されています。
父・張煕(ちょう き)と母・樊晶(はん しょう)の影響
張本さんの両親は2人とも元卓球選手です。
特に母親の樊晶さんは1995年の世界選手権に中国代表として出場したほどの実力者で、卓球と教育の両面にわたって息子を厳しく育ててきました。
なお、張本さんは2014年に父親と妹・美和さんとともに中国から日本に帰化しています(母親は中国籍)。
苗字が「張本」に変わったのはこの帰化のタイミングで、以前は「張智和」という名前でした。
【小学校】仙台市立東宮城野小学校と学力の高さ
張本智和さんの出身小学校は、宮城県仙台市立東宮城野小学校です。ここで張本さんの文武両道の原点が形成されました。
東宮城野小学校での学校生活
仙台市立東宮城野小学校は、宮城県仙台市内の公立小学校です。
張本さんはこの小学校で幼少期を過ごし、地元仙台での生活の中で卓球の基礎を身につけていきました。
家族構成は両親と妹の美和さんの4人家族で、両親ともに卓球選手という卓球一家に生まれました。
母親は特に教育熱心で、「宿題を終わらせないと卓球の練習もできない」というルールを課していたことから、張本さんは幼い頃から勉強と卓球を両立する習慣が身についていました。
宮城県の学力テストでトップ10という驚異の成績
張本さんの学力の高さを示す逸話として最も有名なのが、小学生時代に進学塾に通い、宮城県の学力テストでトップ10に入ったという事実です。
学校の成績はトップクラスであったばかりか、全宮城県でトップ10という結果は、卓球の才能と同様に知的な才能も持ち合わせていることを示しています。
これが後に「張本智和は頭いい」「早稲田推薦」「偏差値高い」というキーワードで検索される根拠となっています。
2011年東日本大震災の経験
張本さんが小学校1年生だった2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
「自宅の机で学校の宿題に向かっていたその時、地震が来た。当初は大丈夫だろうと机の下にもぐっていたが、次第に激震に変わる。震度6強。両親が『トイレに逃げよう』と、当時2歳の妹美和と4人で狭い空間に身を寄せた」というエピソードが伝わっています。
津波で壊滅的被害に遭った仙台市立荒浜小学校の生徒たちが東宮城野小学校に移ってきた際には、よく一緒に遊んだそうですが、「津波のことは聞けなかった」とのちのインタビューで語っています。
東日本大震災の被災者でもある張本さんは、東京五輪への抱負として「自分がマー君ほどの喜びを東北に与えられるか分からないけど、五輪でメダルを取って被災地の皆さんに恩返しができれば」と語っており、故郷への強い想いが感じられます。
小学生で世界ジュニア選手権代表に選出
卓球の実力は小学校時代からすでに別格でした。
小学校6年生だった2015年、わずか11歳で世界ジュニア選手権の日本代表に史上最年少で選出されています。
勉強でも卓球でも「日本最高レベル」という希有な才能を発揮し、仙台での小学校生活を終えた張本さんは中学進学とともにJOCエリートアカデミーに選出され、東京へ上京することになります。
【中学校】稲付中学校とJOCエリートアカデミーの日々
中学校進学と同時にJOCエリートアカデミーに選出された張本智和さんは、東京都北区立稲付中学校に進学しています。宇田幸矢さんとは同じ稲付中学校の先輩・後輩関係にあります。
稲付中学校での生活とアカデミーの規則
東京都北区立稲付中学校はJOCエリートアカデミーの寮(味の素ナショナルトレーニングセンター)から最も近い公立中学校として、アカデミー選抜選手が通う学校として知られています。
アカデミー寮での生活は非常に厳しく、4人一部屋での共同生活、門限は18時30分、就寝前には携帯電話を預けるルールがありました。
「遊びたくても遊べない環境だったが、苦痛に思ったことはない」と張本さんは語っており、卓球への強いモチベーションがこの環境を乗り越えさせていたことがわかります。
アカデミーで得た人間力
中学時代についての張本さんのコメントは印象的です。
「技術はもちろんですけど、一番得たものは人間性。卓球だけではなく、英会話の講習だったり、言語技術という授業だったり、それらに日々取り組むうちに自然と人間力が向上して、それが卓球に生かされました。試合中、今までだったら焦ったり、取り乱したりした場面で落ち着いて、自分の気持ちをコントロールして試合ができるようになりました」
JOCエリートアカデミーでの教育が、技術だけでなくメンタル面の強化にも大きく貢献していることがわかります。
世界選手権史上最年少出場と国際デビュー
中学時代の張本さんは、卓球選手として世界を驚かせる成果を連発しました。
| 時期 | 出来事・成績 |
|---|---|
| 2016年(中2) | 世界選手権日本代表に史上最年少13歳6か月で選出(シングルスベスト8) |
| 2016年8月 | チェコオープンでツアー初優勝(ワールドツアー史上最年少優勝記録を更新) |
| 2016年 | リオデジャネイロ五輪は出場叶わず |
ただし、世界ランク上位になった中学後半からは海外遠征が激増し、学校の成績が急落してしまったとのこと。
この成績急落の経験が「もっと勉強を頑張りたい」という気持ちにつながり、高校選びに大きな影響を与えました。
稲付中学校の主な卒業生(卓球関連)
| 選手名 | 主な実績 |
|---|---|
| 張本智和 | パリ五輪3種目代表・世界ランク4位 |
| 宇田幸矢 | 世界選手権ダブルス銅メダル |
| 長崎美柚 | パリ五輪代表 |
| 平野美宇 | 東京・パリ五輪代表 |
【高校】日本大学高校を選んだ理由と卓球との両立
張本智和さんの高校進学先として選ばれたのは、卓球の強豪校ではなく、神奈川県横浜市の日本大学高校(偏差値64〜67)でした。この選択は卓球界に大きな驚きをもたらしました。
日本大学高校を選んだ理由
中学時代に学業成績が急落したことを受け、張本さんは「もっと勉強を頑張りたい」という強い意志を持って高校進学を考えました。
2019年3月に日本大学高校への進学がメディアに報じられた際、張本さんは次のように述べています。
「4月から神奈川・日大高に進学。またステージが変わる。高校の最初の2年間は東京五輪に全力を注ぎたい」
当初は卓球の強豪校が進学先として予想されていましたが、本人が「もっと勉強を頑張りたい」ということで日本大学高校を選択しました。
日本大学高校とはどんな学校か
日本大学高校は横浜市港北区にある日本大学の系列校で、かつては日本大学への進学がほとんどでしたが、近年はレベルが上昇し、早慶上智レベルの難関大学に進学する卒業生も増えています。
| コース | 偏差値 |
|---|---|
| スーパーグローバルコース | 67 |
| 特別進学コース | 66 |
| 総合進学コース | 64 |
張本さんがどのコースに在籍していたかは非公表ですが、いずれのコースも偏差値64以上という水準は、スポーツ推薦で入学する選手には珍しい高偏差値の学校です。
卓球部なしの環境で練習はどうしたのか
日本大学高校には卓球部がありません。
張本さんは「高校では卓球部に在籍せずに、Tリーグで所属する木下グループで練習する」ことをあらかじめ明言していました。
高校時代も卓球選手としての活動は続けており、2019年のワールドカップ成都では高校1年生にして初めてシングルスで銀メダルを獲得し、準決勝でリオ五輪金メダルの絶対王者・馬龍選手(中国)を破るという快挙を成し遂げています。
高校時代の勉強への取り組み
日本大学高校での勉強についても、張本さんは真摯に向き合っていました。
「卓球の試合が終わったタイミングで、勉強ができたらやる。そこで大事なのは完璧にやろうとは思わず、できる時間にできるところまでやること。たとえ試合当日でも夜遅くならなければ、できるところまで頑張る」と語っており、完璧主義に陥らず現実的な勉強スタイルを確立していた様子がうかがえます。
また同校の有名卒業生には坂本九さん(歌手)なども名を連ねており、芸術・文化方面でも豊かな伝統を持つ学校です。
【大学】早稲田大学人間科学部eスクールへの進学
高校卒業後、張本智和さんが選んだのは早稲田大学人間科学部通信教育課程(eスクール)でした。卓球と大学での学びを高いレベルで両立させるための選択です。
なぜ早稲田大学を選んだのか
張本さんが早稲田大学を選んだ理由は明確に語っています。
「高校の2、3年生ぐらいで大学の進路を考えた時に、卓球選手の松平健太選手という先輩も人間科学部に通われていたので、僕もそこに行ってみたいという気持ちがありました。また、周りにいる選手や様々なスポーツ選手が在籍しているのを知っていたので、卓球をしながらできるだけ勉強をするためには、この学校が一番合っていると思いました」
先輩選手の存在と、スポーツ選手が多く在籍する環境が決め手となったことがわかります。
eスクールとはどんな課程か
早稲田大学人間科学部eスクールは通信制の課程で、入学試験がありません(偏差値不設定)。
授業やレポートの提出などをほぼインターネット上で完結できる仕組みで、海外遠征が多い張本さんのような選手にとって理想的な学習環境です。
「海外へ毎月試合に行っているので、学校に行って出席するのはとても難しいです。どこにいても授業を受けられるというのは、すごく魅力的だと思います」と張本さんも語っています。
大学での学びと印象に残った授業
張本さんが印象に残った授業として挙げたのが、向後千春教授の「インストラクショナルデザイン」です。
「コーチになるときに役立つような授業で、教え方や学び方について学んだ。『出来ることを繰り返しても成長はしない』ということがとても印象に残っていて、『ちょっと頑張れば出来るというようなギリギリのラインを広げ続けることでコンフォートゾーンを広げていく・少しずつ成長していく』という努力の仕方を学んだ」と語っており、大学での学びを競技にも活かしている姿勢が印象的です。
勉強スタイルと課題への取り組み方
「授業は全てオンデマンドで、日曜日が課題の締め切りになっているので、土日に課題をやることが多いです。毎日1つ取り組むというよりは、集中して休日に3つ4つ取り組むタイプなので、休日に集中して授業に取り組むようにしています」
海外遠征の合間に週末にまとめて学習するというスタイルを確立しており、卓球選手としてのスケジュールと大学の課題を効率よく両立させています。
張本智和の学歴が支えた卓球人生の軌跡
- 全国模試トップクラスの学力と卓球の両立
- 東京五輪でチームを銅メダルへ導いた活躍
- 2024年全日本選手権優勝と世界ランク4位の実力
- パリ五輪3種目出場と今後の目標
- 張本智和の現在と2028年ロス五輪への展望
全国模試トップクラスの学力と卓球の両立
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張本智和さんの「頭いい」「偏差値高い」というキーワードはネット上で広く検索されています。実際に張本さんはどの程度の学力を持っているのでしょうか。
なぜ「張本智和は頭いい」と言われるのか
張本さんが「頭いい」と言われる根拠となっている情報は複数存在しています。
| 情報 | 内容 |
|---|---|
| 小学生時代の学力テスト | 宮城県の学力テストでトップ10に入ったことがある |
| 進学塾 | 小学生の頃から進学塾に通いトップクラスの成績を維持 |
| 高校の偏差値 | 日本大学高校(偏差値64〜67)に進学 |
| 大学 | 早稲田大学(eスクールのため偏差値不設定) |
これらの情報から、張本さんが卓球の練習に忙しい中でも学業をしっかりと維持してきたことがわかります。
「全国模試」でトップクラスという噂の真相
一部では「張本智和は全国模試でトップクラス」という情報が出回っています。
これは「宮城県の学力テストでトップ10」という事実が「全国模試でもトップクラス」と拡大解釈されたものと考えられます。
正確には「宮城県内でトップクラス」であることが確認されており、全国レベルの学力テストで首位というわけではありません。
ただしそれでも、卓球エリートとして多忙を極める日々の中で宮城県トップクラスの学力を維持したことは十分に驚異的です。
母親の「先に宿題」ルールが生んだ習慣
張本さんの学力の高さの根本には、母親の樊晶さんが課した「宿題を終わらせないと卓球の練習もできない」というルールがあります。
このルールが幼少期から張本さんの中に「学業も手を抜かない」という習慣を根づかせ、卓球で世界最高峰を目指しながらも学業を並行して続けるという姿勢の原点となっています。
「卓球の試合が終わったタイミングで、勉強ができたらやる。完璧にやろうとは思わず、できる時間にできるところまでやること」という現実的な勉強スタイルも、この習慣の延長線上にあると言えるでしょう。
日本大学高校を選んだことが示す「勉強への本気度」
卓球の強豪校(青森山田高校や野田学園高校など)をあえて選ばず、偏差値64〜67の日本大学高校に進学したことは、張本さんの「勉強への本気度」を最もわかりやすく示すエピソードです。
卓球部がない学校に進学し、放課後は木下グループで練習するというスタイルを選んだことで、学校での時間は純粋に学業に向き合える環境を整えていました。
東京五輪でチームを銅メダルへ導いた活躍
張本智和さんの卓球人生における大きな節目のひとつが、2021年東京五輪での活躍です。
東京五輪代表選考と2021年の活躍
高校2年生になった2020年から2021年にかけて、コロナ禍の影響で大会が中止になるなかでも張本さんは着実に実力を積み上げ、2021年の東京オリンピック日本代表に内定を得ます。
東京五輪では、シングルス・男子団体・混合ダブルスの複数種目に出場し、男子団体での銅メダル獲得に大きく貢献しました。
水谷隼さん、丹羽孝希さんとともに日本男子チームの主力として戦い、日本卓球界の悲願だった五輪での団体メダルを獲得する歴史的な瞬間を共有しました。
東京五輪後の飛躍と世界ランクの上昇
東京五輪後、張本さんはさらなる飛躍を遂げます。
| 時期 | 主な成績 |
|---|---|
| 2022年 | 世界選手権団体銅メダル・各国際大会で上位入賞続く |
| 2023年 | 世界ランク上昇・国際大会での優勝実績を積み上げる |
| 2024年1月 | 全日本選手権シングルス優勝 |
| 2024年 | パリ五輪代表確定(シングルス・ミックスダブルス・団体の3種目) |
大学での学びが競技に活きる理由
早稲田大学でインストラクショナルデザインを学んだ張本さんは「出来ることを繰り返しても成長はしない。ちょっと頑張れば出来るというようなギリギリのラインを広げ続けることでコンフォートゾーンを広げていく」という考え方を学びました。
この学びは卓球においても実践されており、常に「自分の限界を少しずつ超えていく」練習方法につながっています。
稲付中の仲間・宇田幸矢との共闘
東京五輪では、同じ稲付中学校出身の宇田幸矢さんがリザーブ選手として帯同していました。
宇田さんは「勝った時は本当みんな泣いていました。これくらい思いを背負ってやっていて、選手とかにしか分からないことがある」と感慨深く振り返っています。
張本さんとしても、ともにJOCエリートアカデミーで育った仲間が五輪の舞台にいたことは、大きな心強さになったはずです。
同じ稲付中学校から複数の五輪代表・五輪リザーブ選手が出るという事実は、アカデミー教育の成果を体現しています。
2024年全日本選手権優勝と世界ランク4位の実力
2024年1月、張本智和さんは全日本選手権男子シングルスで優勝し、日本一の座に就きました。
全日本選手権優勝の背景
全日本選手権は日本国内で最も権威ある卓球大会のひとつで、国内トップ選手が一堂に会します。
2024年1月の全日本選手権で気迫あるプレーを見せ優勝を飾った張本さんは「技術としては、バックハンドが得意。攻撃もバックハンドが軸。また、メンタルはどちらかというと強い方だと思います。勝負所で物怖じせず、もちろん緊張はしますが冷静に判断し、自分を出し切ることができる」と自身の強みを語っています。
世界ランク4位という立ち位置
現在の張本さんの世界ランクは4位(2025年5月時点)です。
中国選手が上位3位を独占する世界卓球において、4位という成績は実質的な世界ナンバー1(中国以外)と見ることができます。
「メンタルはどちらかというと強い方だと思います。勝負所で物怖じせず」という自己評価の通り、大舞台での集中力と安定感が世界4位を支えています。
中国選手3人が上位を占める世界卓球界において4位というポジションは、アジア系選手としての実質的な頂点に近い位置です。
日本大学高校でも早稲田大学eスクールでも常に「本物の勉強」と向き合ってきた張本さんが、卓球でも世界の頂点を追い続ける姿は、文武両道の理想形そのものと言えるでしょう。
メンタルの強さと「継続は力なり」の哲学
張本さんの座右の銘は「継続は力なり」です。
「中学1年生くらいで知った言葉で、卓球も勉強も1年2年ずっと続けるということは簡単ではないと思います。塵も積もれば山となるという言葉にも似ていますが、大きいものでなくても小さな努力を続けることは難しくて大変ですが、素晴らしいことだと思います」と語っています。
小学生時代からの学力向上、海外遠征中も続けた勉強、大学でのeスクールでの学習継続——これらすべてが「継続は力なり」という哲学の体現です。
全日本選手権優勝という結果は、張本さんが単に「卓球が強い選手」ではなく「精神的に成熟したアスリート」であることの証明とも言えます。
世界ランク4位という成績とあわせて、現在の張本さんは間違いなく日本男子卓球の顔として活躍しています。
パリ五輪3種目出場と今後の目標
2024年パリ五輪では、張本智和さんはシングルス・ミックスダブルス・男子団体の3種目に出場しました。
パリ五輪への意気込みと目標
パリ五輪を前にした張本さんのコメントには強い決意がにじんでいました。
「今回はシングルス・ミックスダブルス・団体と3種目に出場するので、最低でも1つのメダルは必ず取らなければと思っています。理想は3つ全てのメダルを取ることで、もちろん金メダルが一番の目標ですが、中国がすごく強いので、まずはメダルを取るということ・その先に金メダルがあるということを意識して臨みたいと思います」
早大生へのメッセージが示す謙虚さ
早稲田大学の取材に対し、張本さんは早大生へのメッセージとして次のように語っています。
「勉強面では皆さんに敵わないし、勉強を毎日続けるということは本当に大変なことだと思っているので、皆さんのことを尊敬しています。僕は卓球で結果を出して早稲田大学という存在を広めることしかできないので、パリオリンピックでしっかりメダルを取って、皆さんと喜べる瞬間を少しでも長く作ることができたらと考えています」
勉強への敬意を忘れず、しかし自分の活躍で早稲田大学を盛り上げたいという言葉には、張本さんの謙虚さとプロとしての誇りの両方が感じられます。
就職先と今後の競技生活
張本さんは現在、智和企画という所属でプロ選手として活動しています。
早稲田大学のeスクールは4年間のカリキュラムですが、張本さんの卒業時期については現時点では非公表です。
2028年ロサンゼルス五輪では現在の世界ランクを保ちながらさらなるメダル獲得を目指す立場となり、日本男子卓球の絶対的エースとして活躍が続くことが期待されています。
学歴が示す張本智和の人物像
仙台市立東宮城野小学校から稲付中学校、日本大学高校、そして早稲田大学へと続く張本さんの学歴は、卓球エリートの典型的なキャリアとは大きく異なります。
強豪卓球校への進学よりも「本物の勉強と卓球の両立」を選んだ姿勢は、学力テストで宮城県トップ10に入った小学生時代から一貫しています。
「卓球も勉強も継続することの大切さ」を座右の銘に掲げ、実際に実行し続けてきた張本さんの学歴は、今後の選手生活においても精神的な支柱となっていくでしょう。
ここ、卓球ファンだけでなく多くの学生にとっても励みになるエピソードではないでしょうか。
張本智和の学歴と卓球人生の総まとめ
- 出身は宮城県仙台市で、小学生時代に宮城県の学力テストでトップ10に入った
- 母親の「宿題を終わらせないと卓球の練習もできない」ルールが勉強習慣の原点だ
- 中学校は東京都北区立稲付中学校でJOCエリートアカデミー所属だった
- 中学2年(2016年)に世界選手権史上最年少13歳6か月で日本代表に選出された
- 2014年に父・妹とともに中国から日本に帰化し「張本」姓になった
- 高校は日本大学高校(偏差値64〜67)でわざと卓球部なしの環境を選んだ
- 高校では放課後に木下グループで練習するスタイルで卓球と学業を両立した
- 大学は早稲田大学人間科学部eスクール(通信制・試験なし)に進学した
- eスクールを選んだ理由は「どこにいても授業を受けられる」点だった
- 座右の銘は「継続は力なり」で勉強も卓球も継続を重視している
- 2021年東京五輪で男子団体銅メダル獲得に貢献した
- 2024年1月に全日本選手権シングルス優勝を果たした
- 現在の世界ランクは4位(中国以外では実質世界1位クラス)だ
- 2024年パリ五輪ではシングルス・ミックスダブルス・団体の3種目に出場した
- 目標は2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得だ

